きんちゃんの日本百名山日本三百名山→鍬崎山

鍬崎山
日  時 2010年7月24日(土)
山  名 鍬崎山(くわさきやま)2090m
山  域 富山
メンバー 単独

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コースタイム
月23日(金)
岸和田 14:00 = 近畿自動車道 = 門真JCT = 第二京阪・京滋バイパス瀬田東 = 名神・北陸道 = 17:30 徳光PA
7月24日(土)晴れのち曇り
徳光PA 3:30 =北陸道 = 立山IC = 5:00 らいちょうバレースキー場 ゴンドラ 山麓駅 6:00 = 6:11 ゴンドラ山頂駅 6:15 − 6:50 瀬戸蔵山 6:55 − 7:26 大品山 7:35 − 8:50 1756mピーク 8:55 − 9:51 鍬崎山 10:35 − 11:10 1756mピーク 11:15 − 12:15 大品山 12:25 − 12:51 瀬戸蔵山 13:00 − 13:20 ゴンドラ山頂駅 13:25 = 山麓駅 =13:50 グランドサンピア立山(入浴) 14:20 = 立山IC = 北陸・名神 = 瀬田東 = 京滋バイパス・第二京阪 = 門真JCT = 近畿自動車道 = 19:50 岸和田

 2008年に大日岳から立山へ縦走したときに、ずっと鍬崎山が見えていた。存在感のある山で、以前から気になっていたが、この縦走後、ますます登りたいという気持ちが強くなった。 
 ネットで鍬崎山のことを調べていると、歩行時間が長く、トレーニングによいとの書き込みが結構ある。8月に富士登山を計画しているので、足慣らしに良いのかなと思い、出かけることにした。

らいちょうバレースキー場ゴンドラ山麓駅
 金曜日の午後に出発。高速1000円の割引を利用するため、北陸道の徳光PAで仮眠する。北陸まで来れば、夜はそんなに暑くはないだろうと読んだのだが、これが誤算で、とても暑い。エンジンをかけてクーラーを入れなければ眠れない。しかし、エンジンをかけたままでは、ガソリンが減るし、環境にもよくない。といってクーラーを切ると、とたんに暑くなって目が覚める。こんなことなら、東海北陸道経由で「ひるがの高原」あたりで仮眠すれば、確実に涼しかったのにと思っても後の祭りである。とにかく暑いのをじっと我慢して、徳光PAで過ごす。午前3時30分になって、徳光PAを出発、北陸道を立山ICで下りて、らいちょうバレースキー場の駐車場に着いたのが午前5時になっていた。

山麓駅に鍬崎山登山への注意書きが
 スキー場の駐車場だけあってとても広い。ラインが引かれていないので、車をどこにとめようかと迷うほどである。ゴンドラの始発は6時からなので、朝食のパンを食べたり、山麓駅のトイレを借りたりして時間を過ごす。準備をしていると、1台の車が入ってきた。どうやら鍬崎山に登るようだ。鍬崎山に登るのが私一人だけだといやだなと思っていたので、とりあえず安心である。その内にポツポツと登山者が現れて、結局、この日は10数人の登山者と出会った。

ゴンドラからの眺め
 ゴンドラは、所要時間約10分で山頂駅に到着。標高差は約600m。ゴンドラに乗らなければ、コースタイムを考慮すると、鍬崎山の日帰りは難しいと思う。

ゴンドラ山頂駅
 ゴンドラ山頂駅は、早朝ということもあってひっそりとしていた。ここは、すでに標高1188m。しかし、鍬崎山までは、まだ標高差が900mもある。コースタイムは、鍬崎山まで約5時間。がんばって登らなければ。

瀬戸倉山
 6時50分、瀬戸倉山に到着。ゴンドラ山頂駅から35分。まずまずのペースである。複数の登山者と前後しながら歩く。それにしても暑い!

大品山
 7時26分、大品山に到着。コースはゆるやかなアップダウンで、登山道も整備されているため、快調に飛ばす。あいかわらず暑いが、樹林帯の中で日差しが遮られているため、まだましである。

コース中、唯一の鎖場
 大品山を過ぎると、登山道は下りになる。標高差は80mくらいだろうか。せっかく登ったのにもったいないと思いながら下る。下りきったところから、1756mピークまで標高差400mを徐々に高度を上げていく。途中に鎖場が一箇所あるが、大したことはない。

1756mピークから大日岳、立山連峰を望む
 8時50分、1756mピークに到着。弥陀ヶ原から大日岳、立山の景色がバツグンである。剣岳も頭の三角だけ見える。

1756mピークから見る鍬崎山
 行く手には、鍬崎山のピラミダルな姿が望める。ここから鍬崎山まで、まだ標高差300m以上を登らなければならない。しかも、ここからは日差しがまともにあたるため、非常に暑く体力を消耗した。

鍬崎山頂上
 9時51分、鍬崎山に到着。薬師岳が目の前にドカーンと現れる。
 途中で他の登山者が休憩しているところを追い抜いたため、本日、私が一番乗りとなった。単独行の青年が到着するまで、頂上を独り占めする。

鍬崎山頂上から弥陀ヶ原、その奥に大日連山と剣岳を望む
 大日岳の稜線が重なってわかりにくいが、剣岳が見える。1756mピークでは、三角の先っぽだけであったが、この頂上からは、はっきりと剣岳の姿が見えている。

鍬崎山頂上風景
 鍬崎山の頂上は、そんなに広くはない。
 これより登山道はなく、下山は、来た道を引き返すしかない。

有峰湖(鍬崎山頂上から)

鍬崎山頂上からゴンドラ山頂駅に続く尾根
 ゴンドラ山頂駅は、遥か尾根の先っぽあたりである。長い距離をよく歩いてきたものだと感心する。
 登山者がポツポツと到着してきて、ガスも出だしたので、これが潮時と頂上を後にした。下山中、突然、ヤブの中で大きな音がしてビックリ。熊かと思い鳥肌がたったが、後で聞くと、どうも猿がいたようだ。

鍬崎山頂上から黒部五郎岳(真ん中奥)と北ノ俣岳(手前右)をズームイン

鍬崎山頂上から薬師岳をズームイン
 13時20分、ゴンドラ山頂駅に帰り着く。鍬崎山から2時間45分であった。暑くて暑くて大汗をかいてビショビショになった。吸水拡散性のTシャツも、この汗には追いつかないようだ。
 ゴンドラ山麓駅で、グランドサンピア立山の日帰り入浴200円割引券をもらい、汗を流して帰った。
 鍬崎山は、富士登山のトレーニングのつもりで登ったのだが、この暑い時期に登るとさすがにかなり体力を消耗した。幸い天候に恵まれて、薬師岳、立山、大日岳の展望は満喫したが、鍬崎山に登る時期は、もう少し涼しい季節の方が良いのかもしれない。
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